「大成建設の特徴が知りたい」
「大成建設と他のスーパーゼネコンとの違いは?」
「大成建設の株価は現在どれぐらい?」
大成建設という社名を聞いたことはあるけど、どんな会社かよく知らないという人もいるはずです。
大成建設は日本を代表する企業の1つで、売上げ1兆円を超えるいわゆるスーパーゼネコン5社の1つです。
歴史は古く1873年10月に大倉喜八郎が資本金15万円で大倉組商会を創立、機械などの直輸入貿易藤田伝三郎とともに建設物の造営を手がけたのが始まりです。
その後、日本経済の父ともいわれる渋沢栄一、大阪経済の重鎮として知られた藤田伝三郎らと共に会社を設立、大倉商会の事業から土木関係を分離し継承したのが大成建設の前身です。
人がいきいきとする環境を創造する
日本における会社組織による土木建築業の始まりでもあります。
1946年に現在の社名に改名、社名の大成は創立者の戒名に由来するとされています。
グループスピリットは「人がいきいきとする環境を創造する」で、自然との調和の中で魅力ある空間と豊かな価値を生み出し、夢と希望に溢れた地球社会づくりに取り組んでいます。
大企業ですが社風は働きやすく風通しがよいと感じる社員が多いため、モチベーションを維持しやすいのが特徴です。
SDGsを自社に関わる重要課題として位置付けるのはもちろん、環境への負荷を軽減する独自技術・スーパーエコビル技術の導入にも積極的です。
快適性と高い省エネルギー性を両立させながら経済性にも配慮する建築物を設計・竣工、常に新しいものに挑戦していくという気概が経営理念や自社の重要課題に反映しています。
革新を続けながら誰も知らない建築物を作り上げ、育て続ける、そんな無限の可能性を追い求め、地図に残る仕事をするのが大成建設の目標であり社風であり、それを支えているのが社員達のモチベーションです。
大成建設の社員の平均年齢は42.8歳
大成建設の社員の平均年齢は42.8歳、平均勤続年数19年で、業界内では中堅クラスの社員が優秀で長く働きやすい会社として知られています。
新卒社員の採用も積極的におこなっていることから常に新しい風を導入しようとしているのがわかります。
またスーパーゼネコンの中では唯一の非同族会社であり、早くに社員が株式を買取ったことからも、この会社の特徴である風通しがよく働きやすい、社員が会社を作るという意識を感じ取ることができます。
現在は「人がいきいきとする環境を創造する」という考えをグループ理念に据え、全国のインフラ事業や社会の持続的発展に貢献することを大きな目標としています。
海外進出でも実績を積み重ねておりアジアだけでなく北米やアフリカ、ヨーロッパなど世界規模で事業展開を目指します。
マスメディアでも取り上げられた、ヨーロッパとアジアとを結ぶボスポラス海峡横断鉄道トンネルやカタールの新ドーハ国際空港旅客ターミナル・コンプレックスは、いずれも長年培った経験と自社の先進技術を利用したもので国内だけでなく海外のインフラ整備にも寄与しています。
他のゼネコンと比較して開発事業の割合が多い
大成建設は大手総合建設会社ですが、その事業内容は建築工事や土木工事、都市開発、道路や鉄道などの公共施設、商業施設に関わる企画、測量、エンジニアリングやマネジメント、コンサルタントなど実に幅広いことがわかります。
また土壌の浄化や河川の水質浄化などの環境保全なども事業の一環としており、売上高の約6割程度が建築事業、約3割が土木、残り1割が開発事業です。
他のゼネコンと比較して開発事業の割合が多く、ビルだけでなく都市の再開発や商業施設、住宅事業にも携わっています。
もともと得意とするのは土木工事であり、青函トンネルの建設プロジェクトや本州四国連絡橋を手がけていることからもうかがえます。
この会社が描く未来図には夢が広がっています。
みらいの交通やみらいの農業、みらいのビルなど、建設・土木にこだわらずに自由な発想で未来社会について検討しており、その中核を担うのが技術センターの若手・中堅研究員、社内の様々な専門部署のメンバーです。
就職活動をする人にとっても魅力的な会社
みらいの交通は人口減少したコンパクトシティを新たな交通網と移動手段で結び安全で自由に移動する、みらいの農場は農産物の生産だけでなく研究開発から流通、体験までをおこなう人と農業とを繋ぐつながりの場として、みらいのビルは人とロボット、ビルがコミュニケーションを通じて築く新しいパートナーシップの場となります。
誰もがいきいきとする未来、それがこの企業の描く未来図です。
就職活動をする人にとっても魅力的な会社だといえます。
なかなか賃金が上がらない状況でも10年前と比較して平均年収が大幅に上昇しており、国内の全事業の正社員の平均年収と比較してもかなりの高水準です。
また他の建設業界と比較してもスーパーゼネコン5社のうちの1つでもあるこの会社は高水準だといえます。
まとめ
給与体系は等級給と業績給、そして残業代で構成され、20代の頃は昇給のペースも高く課長職で年収1,000万円以上になるようです。
仕事を探すときは何をしたいか、年収はどれくらいあるのかを会社選びの基準にしますが、建設土木に興味のある人にとっては魅力ある会社だといえます。
最終更新日 2025年7月29日 by eelerbay