これから資産形成を考えている場合には、どのようなことに注意をしたらよいでしょうか。
まず基本的に、資産を形成できる時期について考えておかなければいけません。
独身の場合はいつでも良いといえますが、大抵独身の人は資産を形成することにあまり興味がないでしょう。
なぜなら、自分の子供に残すものや配偶者に残すもの等は一切無いからです。
それよりも、宇田謙心氏も言及していますが、家族と一緒に住んでいる場合や子供がいる場合にはこの資産形成に関しては必ず頭に入れておかなければいけないところです。
【参考】宇田謙心さんに投資やお金に関することについてアドバイスいただきました。
どのような時期に資産を形成したら良い?
では、家族全員の人はどのような時期に資産を形成したら良いのでしょうか。
これに関しては、およそ3つの時期があると言われています。
独身時代
1つは、独身時代になるかもしれません。
独身時代は、例えば大学を卒業して就職してから結婚するまでの間を有しますが、最近は30歳前後に結婚することを考えるとおよそ10年から8年位の間は資産形成ができる時間と言えるでしょう。
この時期は、新入社員から始まりそれほど収入が高くないためあまり多くのお金を貯めることができません。
しかし、自分のためだけにお金を使える時期であり、お金を食べるにはちょうど良い時期といえます。
実際にお金を食べるかどうかは、その人の考え方や親の考え方などがずいぶん影響するかもしれません。
いずれにしても、この時期にある程度貯めておいた方が良いといえます。
結婚をした後
次に、結婚をした後の話になるわけですが、もしその段階である程度資産をためることができた場合であっても逆に時期を逃してしまい30万円ぐらいしかお金がない場合でもこの段階からまたスタートすることが必要です。
子供が居る家庭といない家庭によってわかりますが、いない場合はいつでも蓄えることができます。
これは定年退職までの間いつでも貯めることができるため、特に問題ありません。
しかし子供がいる場合には、出産してから何かとお金がかかるものです。
もっとも最近は、出産をしてから市町村などによってお金の支援などもあるため昔よりもためやすくなりましたが、その反面景気が不安定となっており収入も減っているため、それはそれで大きな問題になります。
そして子供が生まれてからは、実はしばらくお金を貯めることができません。
1人だけの可能性もありますが2人目から3人女が生まれた場合も出産費用だけでそれなりにかかります。
七五三などの行事なども考えなければいけませんので、やはりお金がかかると言えるわけです。
子供が小学生位になった時
そして、お金を貯めるポイントの2つ目があるとすれば、子供が小学生位になった時です。
この時お金が一時的にかからなくなることから、この段階でためるのが良いかもしれません。
子供が1人の場合と3人がそれ以上の場合と異なりますが、概ね上の子が小学生位になってから卒業するまでの期間と考えておきましょう。
場合によっては中学校1年生か2年生位でもそこまでお金はかからないため、この時期もお金を貯めておくことが大事です。
子供が就職した後あるいは大学の最終学年になった後
そして3つ目は、子供が就職した後あるいは大学の最終学年になった後です。
大学に行かない子供もいますが、相川高校や専門学校を卒業した時がスタートと考えましょう。
親の年齢はすでに50代になっており、晩年に結婚した場合は60代になっているケースもあります。
そしてこの時期から定年退職まで資産形成をするチャンスと言えるわけです。
基本的に子供が高校生や大学生などになっているときにはそれなりにお金がかかるため、いくら頑張って働いても溜められる金額はそれほど大したことがないです。
そのため、早い段階で蓄えておき老後に備えましょう。
老人になった場合、そこからお金を貯めようとする人もいますが基本的に若い頃に比べると身体が動きません。
目が悪くなってくるため、今まで続けていた仕事も鈍くなってしまう可能性があります。
退職金等をもらうことも考えている人がいますが、若い人は今の会社が自分が歳をとるまであるとは考えない方が良いかもしれません。
もらえたらラッキーと考えておくレベルが良いです。
まとめ
このように、資産形成ができず年齢はおおむね3パターンに分かれますので、この時一気に作り上げることが必要です。
具体的に何をするかと言えば、インフレ対策が1つの方法になるでしょう。
インフレとは、例えば100円で購入できたドリンクが300円になるような場合です。
コンビニの弁当5000円を超える場合もインフレの状態と言えるでしょう。
このような時、いくらお金を貯めていたとしても、価値が一気に下がってしまいます。
10,000,000円のお金を貯めていたとしても、それが20年から30年経過するとそのお金は銀行に相変わらずあるかもしれませんが、価値が3分の1に下がっているわけです。
つまり、知らない間にお金が出て行ってしまっているのと同じ状態といえます。
これを避けるためには、インフレ対策などを積極的に行うことで、資産を確保することができるといえます。
最終更新日 2025年7月29日 by eelerbay